Italian pavilion, completed wooden structure, theme of the ideal Renaissance city

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2024
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伊パビリオン木造構造完成 ルネサンスの理想の都市がテーマ

11月28日 16時28分

開幕まで5か月を切った大阪・関西万博で、イタリアが「ルネサンスの理想の都市」をテーマに展示を行うパビリオンの木造の構造部分が完成し、報道陣に公開されました。

イタリアのパビリオンは、木造3階建てで、内部にはローマの古代遺跡「コロッセオ」を模した構造物が設置されるほか、屋上には、庭園やレストランが設けられます。
ことし1月から工事が行われてきましたが、パビリオンの木造の構造部分が完成し、28日、報道陣に公開されました。
▼最も高いところで13メートル、▼奥行きは85メートルで、吹き抜けのメインホールには木の柱が並び、天井は木材が格子状に組まれています。
担当した建築家によりますと、1500年代のイタリア建築にならって格子状の天井部分は、完成後もむきだしで訪れた人が宮殿を訪れたような雰囲気を味わえるように工夫しているということです。
建設現場を視察したマリオ・ヴァッターニ政府代表は「土台から全て木造建築というのはイタリアだけで、木造の『大屋根リング』とも非常にマッチすると思います」と話しました。
パビリオンは、工程の7割ほどまで進んでいて、今後、内装工事などを行って、来年3月中旬に完成する予定といいます。
イタリアやアイルランドのパビリオンの建設は順調に進みましたが、海外パビリオンについては以前、建設準備の遅れが指摘されてきました。
博覧会協会によりますと、自前でパビリオンを建設する47か国のうち、現時点で46か国は着工し工事を進めていて、残る1か国も先週ようやく施工する建設会社が決まったということです。