再来年の大阪・関西万博で、イタリアは、ルネサンスの理想の都市をテーマにしたデザインのパビリオンを建設することを公表しました。大阪・関西万博に参加する国のうち、イタリアは6日、政府の担当者らが大阪市内でパビリオンのコンセプトを発表しました。建物のデザインはルネサンスの理想の都市がテーマで、外観の一部は、首都ローマにある「コロッセオ」のような姿をしているほか、屋上にはイタリア式の庭園やカフェが設けられます。期間中は、▼イタリアの最新技術や各地域の紹介に加えて、▼オペラの上演やアート作品の展示なども行う予定だということです。パビリオンの建設に必要な手続きはすでに始めていて、年内に着工し、再来年2月までの完成を目指しているということです。イタリアのマリオ・ヴァッターニ 万博政府代表は、「大阪・関西万博はイタリアの持つ技術やノウハウを広げ、投資を呼び込む非常に重要な機会だ。万博の『いのち輝く未来社会のデザイン』というテーマも、イタリアには合っているので、共通の課題を持つ日本と協力していきたい」と話しました。